悩んでいる人
こんな方にオススメの記事です。
この記事のもくじ
はじめに
こんにちは、Hikaruです。
最近私はこのブログという新しいことを始めましたが、一番心配なことは何が必要なのかが分からないことでした。
一度物を買ったり何か習い事を始める際に「あれが足りない」「これが足りない」と何度も物を買い足しているうちに時間だけが経ってしまってなかなか始められないと、気分も滅入ってしまいますよね。
できれば一度で全てを揃えて気持ち良く新しいことを始めたいと考えるのが人情だと思います。
今回は吹奏楽部に初めて入った方や、音楽とは無縁だったけど大人になってトランペットを始めてみようと志した方向けに、トランペットを始めるのに必要なものを紹介していきます。
この記事に書いてある物を揃えておけば十分過ぎるくらいに必要な道具が揃いますので、消耗品以外は今後買い足す必要もありません。
そして必要なものを探す手間もこの記事さえご覧になれば、全て解決しますので、ぜひ最後まで見て頂けると嬉しいです。
トランペットを始めるに絶対に必要なもの
- トランペット本体
- マウスピース
- バルブオイル
- スライドグリス
- クリーニングロッド
- クリーニングクロス
トランペット本体
言うまでもなく、トランペットを演奏するには楽器本体が必要になります。
トランペットにはたくさんのメーカーがあるため、どのメーカーを選ぶかが重要になってきます。
メーカーによって音色の特徴や吹奏感の違い、同じメーカーの中にも初心者向けから上級者向けまで幅広いモデルが存在しています。
日本で有名なメーカーはヤマハ、バック、シルキー、などでしょうか。
とりあえず悩んだらヤマハを選んでおけば間違いはありません。名の通ったメーカーであり、国内にたくさんのお店があるので修理も頼みやすく、新品で購入すれば補償もちゃんとしているので、扱いに慣れていない中不具合が起きても安心です。
ヤマハも楽器専門店ではありますがデパートチックな店構えの店舗が多いので、比較的ご家族で入りやすいのも魅力の一つです。
今回は例として、日本で二大メーカーと言われるほど有名なヤマハとバックから、フラッグシップと呼ばれる有名モデルを紹介します。
①ヤマハ:YTR-8335S
国産メーカーであるヤマハの中でも、「Xeno-ゼノシリーズ」と呼ばれているハイグレードトランペットです。
ハイグレードと聞くと上級者向けの楽器を想像するかもしれませんが、ヤマハの楽器全体の特徴として非常に吹きやすく素直な音が出るので、プレイヤーの個性に合わせたスタイルで演奏することができます。
初心者からプロまで幅広いプレイヤーにオススメです。私もゼノシリーズの楽器をメインで使用しています。
ヤマハは楽器の生産時における個体差が少なく、通販やネットショップで購入しても外れを引くことが少ないのが魅力です。
②バック:180ML37/25SP
世界を今もリードし続けるバックのトランペット、その中でも一番有名なモデルです。アマチュアからプロまで幅広いプレイヤーたちに演奏されている楽器です。
ヤマハのゼノシリーズと同様に、これさえ持っておけば間違いない楽器の一つです。
ヤマハよりは少しクセがありますが、慣れると重厚感のあるバックらしいとも言える音で鳴ってくれます。
初心者の方が楽器を購入するにあたっての選び方を詳しく書いた記事もございますので、ご覧ください。
マウスピース
トランペット本体と同様、これが無いと音を出すことができません。
トランペットはこのマウスピースを震わせることで音を出しているので、実質このマウスピースが音の源泉と言っても良いでしょう。
マウスピースには細かい大きさなどスペックが備わっており、こだわる人はオーダーメイドで作成したりもします。
楽器を新品で購入すると大体このマウスピースも付いてくるので、こだわりが無ければ付属のものを使っていき、慣れてきたら別の物に手を出してみるのが良いでしょう。
下は世界的に使われているバックのマウスピースです、これも一本持っておけば間違いないメーカーです。
マウスピース選びに失敗しないための記事を書いています、よろしければこちらも合わせてご覧ください。
バルブオイル
バルブオイルはトランペットを演奏しやすくするため、そしてトランペットの寿命を長持ちさせるために必要なお手入れ用品です。
新品で楽器を買うと、大体付属で付いてきます。
バルブオイルの役割について解説した記事です。
バルブオイルについてご存知の方はどんな製品が良いか、こちらの記事で音声付で解説しています。
スライドグリス
スライドグリスもバルブオイルと同様に、トランペットを演奏しやすくするため、そしてトランペットの寿命を長持ちさせるために必要なお手入れ用品です。
新品で楽器を買うと、大体付属で付いてきます。
スライドグリスの役割について解説した記事です、合わせてご覧ください。
スライドグリスの製品による音色や吹奏感の違いについてまとめた記事です。
クリーニングロッド
トランペットを掃除するために使う棒です。これにティッシュやガーゼを巻き付けて、トランペットの管の中に入れて汚れや古くなったオイルを掃除します。
古いオイルやグリスが楽器の中に残っていると、内部の金属を傷めてしまったり、腐食の原因になるため、一ヶ月に一度くらいは掃除をしてあげると良いでしょう。
プラスチックと金属製のものがありますが、個人的にはプラスチック製のものがオススメです。金属製だとトランペット本体に当たった際に傷をつけてしまう恐れがあるのと、プラスチックの方がある程度曲がるので扱いやすいのが理由です。
●プラスチック製
●金属製
クリーニングクロス
トランペットに付いた手垢や水滴汚れ、サビなどを取り除くための布です。
これは楽器の仕上げ(メッキ・ラッカー)によって使い分ける必要があり、異なる仕上げ用のクロスを使うと、楽器に不要な傷を付けてしまう恐れがあるので、購入する楽器に合わせて選びましょう。
主に普通のクロス、メタルクロス、シルバークロスがありますが、メタルクロスとシルバークロスは金属磨きの側面が強いです。
基本的には普通のクロスを使い、サビなどが気になってきたらメタルクロスかシルバークロスを使ってあげると良いでしょう。
メタルクロス
メタルクロスはノーラッカーまたはニッケルメッキ仕上げの楽器専用のクロスです。
シルバークロス
シルバークロスはその名の通り、銀メッキ仕上げの楽器専用のクロスです。
クリーナー用クロス
こちらは楽器の仕上げに関係なく、単に汚れをふき取るためのクロスです。ポリッシュと呼ばれる研磨剤をしみこませるのにも使います。
必須ではないがあると便利なもの
- プラクティスミュート
- ブラスクリーム
- 銀磨き
- ジッポオイル
プラクティスミュート
トランペットを買って必要なものが揃ったは良いものの、吹く場所がなかなか見つからないという理由ですぐに楽器を辞めてしまう方をよく見かけます。
プラクティスミュートはトランペットの先端のベルに差し込むことで、演奏時の音量をテレビ程度まで下げることが出来る代物です。
ここでは用途とコストの面で二つの製品を紹介します。
オクラミュート
値段の割に消音性能が非常に高く、個人的にオススメのプラクティスミュートです。軽く吹き心地も良いので、ミュートを着けていない時と同じように練習ができる優れものです。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
サイレントブラス(ヤマハ)
トランペット本体でも紹介しましたヤマハより、サイレントブラスです。
こちらもミュートを楽器のベルに装着するのですが、ミュート本体からケーブルを伸ばして専用の機械に繋ぐと、イヤホンから自分の吹いている音が聞こえてくるという代物です。(下の画像のようなイメージです)
ミュートがマイクの役割を果たし、リアルタイムで自分の音を聞けるので、練習の質が上がります。
消音性能も非常に高いので、深夜などでなければ苦情が来ることはほぼないと思います。
ブラスクリーム
トランペットは真鍮という金属で作られており、メッキ処理等がされていない部分はむき出しで空気にさらされることになります。
長期間それが続くと変色したり、サビてしまいます。
画像の黄色く見えている部分です。手入れをせずに時間が経つと、赤茶色に変色します。
ブラスクリームは、この部分の変色やサビを取るために使う製品です。
クロスやスポンジに適量を取り真鍮の部分を軽く擦ると、化学反応で新品同様の色に戻ります。擦った後は水で流してクリームを落としましょう。
銀磨き
銀磨きは銀メッキの楽器に用いる薬品です。色々種類はあるのですが、個人的にはターニシールドのものをオススメします。
ただ銀を磨くだけでなく、サビにくいようにコーティングもしてくれるので、一度磨けばしばらくサビることがありません。
ジッポオイル
楽器の掃除をするときに、古いバルブオイルやスライドグリスを取り除かないといけないのですが、これを水だけで除去するのは難しく、専用の液体を使う必要があります。
しかしその専用の液体は結構値段が張るので、代用品としてこのジッポオイルが良く使われます。実際にプロのリペアマンや修理の現場でも普通に使われています。
基本的な使い方は、ティッシュやガーゼにジッポオイルを含ませ、汚れている個所をふき取るだけです。驚くほどきれいに汚れが取れます。
ただし発火性があるものなので、使用の際には換気をしっかりして、取り扱いにはご注意ください。
まとめ
一気に紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
今回の記事のものを揃えれば、いつでも気持ちよくトランペットを始めることが出来ると思います。
インターネット上にはほかにも楽器を始める人向けの記事などたくさんありますので、この記事も含め色んな情報を参考にしてもらえると、より楽器に対して理解が深まります。
今回はここまで、それではまた!
金管楽器のメンテナンス用品についてまとめています、この記事のものを揃えておけばまず問題ありません。