悩んでいる人
こんな方にオススメの記事です。
この記事のもくじ
はじめに
こんにちは、Hikaruです。
英語って苦手意識を持っている人がすごく多いと思うんです。
私も決して得意な方ではないですし、ネイティブに話せるわけではないですが、レッスンで外国人の先生に習う時はつたない英語でなんとか意思疎通を図ろうとした経験があります。
私は以前から楽器の演奏技術の向上と英語の習得はよく似ていると思っていて、実際にまとめてみるとやはり共通点が多くあります。
もし吹奏楽部やアマチュア楽団に所属していてなかなか楽器が上達しない人、また語学の学習に詰まっている人は、今回の記事が参考になるかと思いますので、解説していきます。
一般的な言葉の習得手順
生まれた子供が母国語を習得する際、以下の順序を辿っていくのが一般的です。
下の時系列は、英語学習にも全く同じことが言えます。
★言葉の習得手順
・英語のリスニングをする
・英語で実際に発声してみる
・英語の新聞を読んでみる
・英文を書いてみる
英語や語学の習得が苦手な人は上のプロセスのうち何かを飛ばしたり、順序を間違えている人が多いようです。
リスニングが大事と言われたり、英語をひたすら聞き流す学習方法があるのはそのためなんですね。聞いた後は実際に声に出して……というプロセスを踏んでいくことが分かります。
音楽や楽器も言葉である
結論から延べますが、音楽は言葉です。これは多くの音楽家の方やアマチュアの方でも感じていることだと思います。
ただし音楽には言語のように明確に意味がある言葉や文字があるわけではないので、例を出して考えていきましょう。
例えば世の中に音楽国というものがあると仮定します。この音楽国の言葉と文字はなんでしょう?
・文字:楽譜に書かれる音符
言うまでもなく、音楽国の言葉は楽器や声楽によって表現される音です。そして文字は音符です。これらは楽譜に書かれることで表現されます。
吹奏楽部出身の方で、入部当初は楽器や音楽の経験が学校の授業でしかなかったという方もいらっしゃると思います。そんな方はきっと、入部当初は全然楽譜も読めないし、楽器も吹けなかったことでしょう。
これは当たり前のことです。前準備なしにいきなり音楽国に入国してしまったのですから。
ではどうするか、音楽国の言語を習得する他ありません。
音楽という言葉の習得手順
ここで先ほどの言語の習得手順に音楽を当てはめてみます。
★音楽の習得手順
順番に吹奏楽部へ入部したばかりの新入生に当てはめて考えてみましょう。
よく吹奏楽部に入部したばかりの時に、先輩からこのように言われたことはありませんか?
先輩
よく言われたこの注意は、上の学習時系列に当てはめると理に適った発言だったのかもしれませんね。一つ補足があるとすれば、ただ「聞く」のでは「聞いて理解する」が正しいかと思います。
入部して少しすると今度は楽器を実際に吹いたり叩いたりし始めますね、上の「話す」に当てはまります。これは実際に楽器で声や音として出すことで理解していくプロセスになります。
楽器を吹くのに慣れてきたら、最初の本番用の楽譜やスコアを渡されますね。ここで「読む」ことをします。
最後の楽譜を「書く」というところは作曲や編曲をしない方であれば必要性は薄いかもしれませんが、実践するに越したことはありません。
個人的に楽譜がまだ読めない人にオススメなのは、楽譜に「1,2,3,4」と拍の頭がどこかにあるのかを書き込んでいくことです。
これをやるだけで、まずリズムが理解しやすくなります。リズムが読めてしまえば後は音の高さだけになるので、楽譜を読む労力も半分になります。
ちなみに音大の試験にある聴音(試験官が弾いたピアノの音とリズムを楽譜に書き起こす試験)は「聞く」と「書く」の複合技術なので、かなり高度ですね。大学受験の内容なだけあります。
このようにまとめてみると、音楽や楽器も言葉の学習とよく似ていることが分かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて考えてみると、音楽や楽器の上達と英語の学習って似ていることが分かりますね。
今回の内容をまとめると以下のようになります。
- 聞く:音楽を聴く / 言葉を聞く
- 話す:楽器や声で歌う / 言葉を話す
- 読む:楽譜やスコアを読む / 文章を読む
- 書く:楽譜やスコアを書く / 文章を書く
もしも楽器の上達や英語の学習で悩んでいる方がいたら、ぜひこの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
今回はここまで、それではまた!