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【レビュー】MUTIO(ミューティオ)プラクティスミュート

MUTIO1

悩んでいる人

MUTIOというプラクティスミュートについて知りたい。どんなところがオススメなの?

 

こんな方にオススメの記事です。

 

はじめに

こんにちは、Hikaruです。

皆さんは部活が休みだったり、普段使っているスタジオが空いていない時はどうしていますか?

特に昨今は情勢的になかなか密室空間に入るのに抵抗がある方、家にいないと不安という方もいらっしゃるかと思います。

そうなると必然的に家で練習することになり、付いて回るのが「騒音問題」です。

騒音とは馬鹿にできないもので、周囲へ与えるストレスは非常に大きく、ご近所トラブルに発展することも少なくありません。

トランペットは一般的に音量の大きい楽器として認知されており、平均的に113デシベルもの音圧レベルがあるとされています。これは間近で自動車のクラクションを聞くのと同じくらいのものです。

とてもではありませんが、集合住宅はおろか一軒家であっても練習は難しいですね。

ですが安心してください、トランペットを始め金管楽器にはプラクティスミュートが多く販売されています。

今回はその中でも楽器だけでなくマウスピースの消音練習も可能なミュートをご紹介します。

MEMO

プラクティスミュート(サイレントミュート)は、家での練習のために消音機能を高めたミュートのこと。

MUTIO(ミューティオ)

仙台にあるモリタという会社が開発したプラクティスミュートです。

こちらはなんと3Dプリンターによって製作されているため、個体差が少なく一貫した品質を保っています。まさか3Dプリンターでミュートが作れるとは、現代技術の進歩を感じます。

通常タイプ(上画像のもの)はプラスチック素材で出来ておりますが、私はプラスチック素材に木製チップを加えて消音性能を高めた「ウッドタイプ」と呼ばれるものを使用しています。

基本的にMUTIOを使用すれば、日常会話やテレビ程度のレベル(60デシベル前後)までトランペットの音を消音できるので、爆音で吹こうとしなければ一般的な家屋であれば苦情が来るレベルにはまずならないかと思います。

大音量で吹きたい場合には、ミュートの上にクロスなどを被せてあげるとより消音効果が高まるので個人的にオススメです。

MUTIOのスペック

プラクティスミュートを使用する際に大事になってくるのが「重量の軽さ」です。これはミュートなしで練習する時と、ミュートありで練習する時の差を縮めるために重要な要素です。

MUTIOはプラクティスミュートの中でも非常に軽く、ベルへ取り付けた時にほとんど重さを感じることがありません。そのため普段とほぼ変わらぬ感覚で楽器を構え続けることが可能です。

MEMO

本体重量:約50グラム

※マウスピースアタッチメント部も含めると約67グラム。生卵と同じくらいの重さです、非常に軽いですね。

★楽器装着イメージ

MUTIOの特筆すべき点は、マウスピースのミュートとして使えるというところにあります。

★マウスピース装着イメージ

このようにマウスピースを差し込むことでマウスピースの消音も可能です。これで夜中であってもバズィング練習などができるようになります。

さらに楽器に近い抵抗感と吹奏感で練習することでマウスピースと楽器とのギャップを減らすことにもつながるので、マウスピースだけで練習すると調子を崩しやすい方にもオススメです。

小さく軽いので持ち運びがしやすく、仕事場に持っていってお昼休みに……なんてこともできます。仕事はちゃんとやりましょう。

中には車のボトル入れにMUTIOを置いて、一緒に持っていく方もいらっしゃるとか。この大きさであればペットボトルホルダーにも収まりそうですね。

サイレントブラス(旧)とMUTIOの比較

サイレントミュートの肝は、消音性能、ピッチ、実際の吹奏感との差にあるでしょう。

私はMUTIOを使用する前は旧タイプのヤマハのサイレントブラスを使っていたので、これと比較してみようと思います。

サイレントブラス(旧)
消音性
(4.0)
軽さ
(3.0)
吹きやすさ
(3.0)
総合評価
(3.5)
MUTIO
消音性
(4.0)
軽さ
(4.5)
吹きやすさ
(4.0)
総合評価
(4.0)

ミュート本体の軽さと、それに伴う吹きやすさで個人的にはMUTIOに軍配が上がりました。

MUTIOの方が芯があり少し明るめの音、ヤマハの方がこもったような音になるところでしょうか。

音のモニタリングはMUTIOの方がしやすいと感じました。

ヤマハサイレントブラスに比べて良い意味でも悪い意味でも鳴り方がコンパクトになるので、音のセンターをしっかり捉えることが必要になります。

逆に言えば、音のセンターを捉えるための練習に一役買ってくれるとも言えますね。

総合的な吹奏感としては、詰まる感覚はほとんどなく、ミュートを装着せずに吹いているのとほぼ変わらない演奏が可能です。

ただしサイレントブラスはアバウトに吹いても鳴ってくれるので、MUTIOの方がある程度訓練されたプレイヤー向けかと思います。自分のクセや、ミュートを付けた時とそうでない時の違いを感じられるレベルだとより良いでしょう。

ぜひプラクティスミュートMUTIOを試して頂き、楽器ライフをより良いものにしていってくださいね!

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