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【メイド・イン・アジアを考える】安くて良い楽器を手に入れるために

【メイド・イン・アジアを考える】安くて良い楽器を手に入れるために

悩んでいる人

安いアジア産の楽器は本当に悪いの?どうしたら安くて良い楽器を手に入れられるの?

 

こんな方にオススメの記事です。

 

はじめに

こんにちは、Hikaruです。

皆さん、ご自分の楽器を持っていますか?

例えばバックのトランペットや、ヤマハのXenoシリーズだったら、30万円~40万円くらいはしますよね。この値段は一般的なサラリーマンの月収の1~2か月分に匹敵しますから、決して安い金額ではないですよね。

できるならば良いものを安く手に入れたいと思うのが人情だと思いますが、一昔前まではそんな甘いことは言っていられませんでした。

しかし最近はありがたいことに、10万円を下回ったり下手すると5万円を下回るようなゲーム機と同じ感覚で楽器を買うことができる時代になっており、楽器を購入するという敷居は大分下がってきています。

これは楽器愛好家や初心者の方からすれば嬉しい話ですが、安いものには裏があるのではないかと思うものです。当然安いものには粗悪な楽器も存在します。

今私たちに必要になのは、値段に惑わされない「本当に良い物を見極める審美眼」です。今回はアジア産の安価な楽器について、解説していきたいと思います。

ブランドによって変わる値段

楽器に限らず物の値段は主に以下内容で決まってきます。

・材料費

・人件費

・広告費、営業費

トランペットを含む金管楽器において、材料費は基本的にそこまで大きく変わらないと思います。

人件費は大きく変わりそうですね。例えばパーツを一つ一つ手作業で製作するメーカーだと高くなります。

広告費は宣伝にどのくらい投資するかで変わってきます、またブランドによって上乗せされる額もあります。

上に挙げたバックやヤマハ、このメーカーたちには既にブランドというものが確立しており、実際に物も良いので例え高いお金を出してでも手に入れたいと考える人が多くいます。

ではここで一つ皆さんにお聞きしたいと思います。

バックに近い性能だがアジア製の無名メーカーの楽器に、バックと同じ値段が付くか?

答えは間違いなくノーです。答えは簡単で、バックと同等のブランド力を持たないからです。

ブランド力が無いアジアメーカーの楽器は粗悪なのか?

最近になり、日本に限らず世界中にアジア産の楽器が増えてきてます。

名をよく見かけるメーカーだと、ブラスパイア・キャロルブラス・マルカートなどでしょうか。バックもTRシリーズなどはアジアでパーツを生産しており、ヤマハもスチューデントモデルのラインナップは現在中国で生産を強います。

昨今の楽器の供給にアジアは欠かせない存在になっています。

でも、中国や台湾の楽器ってどうなの?安いと造りが甘くて音も良くなさそう……

このような感想や思いを持つ方は少なからずいらっしゃると思います、私も以前まではそうでした。

実際のところ、数年前までは粗悪な楽器も多く、現在でも中には……な楽器もありますが、近年になって技術が向上したのか、マネジメントに力を入れるようになったのかは定かではありませんが、アジア産の楽器の品質は全体的に向上しています。

実際に私は台湾製のクイーンブラス(キャロルブラス)ゾロという楽器を所持しております。

7万円前後の値段ですがヤマハの6310Zや8310Zと呼ばれる楽器群に引けを取らない性能を秘めています。ビッグバンドなどジャズの演奏には欠かせないものとなっています。

上のクイーンブラスのように、ブランド力はまだそれほど高くないが、アジアで生産しているため人件費が安く抑えられた高品質の楽器たちが世に出始めています。

ですが、実際にアジア産の楽器を使用して思うところもありましたので、次に解説します。

アジア産の楽器はリペアマンによる調整が必要?

アジア産の楽器は基本的な造りに関しては、既に有名メーカーの楽器たちとほぼ変わらぬクオリティを叩き出せるようになっています。

しかし細部にまで目がいかないのか、あえて気を配っていないのかは定かではありませんが、例えばスライドの気密が少し緩めだったり、ピストンの調整が甘いのか若干動きが悪かったりすることがあります。人件費を減らしている関係で仕方がない部分なのかもしれません。

個人的な経験談ですが、アジア産の楽器はスライドの気密が甘めな傾向があります。グリスを塗っても少し動きが緩いのです。これでは抵抗感に影響が出てしまい、場合によっては音がすっぽ抜けてしまう原因になり、更にスライドが緩くなるとスライドが脱落してしまう恐れもあります。

この場合はリペアにお願いをして、スライドの気密を調整して頂くことが必要になります

この緩さは偶然なのか、それともアジア圏の流行なのかは定かではありません。もしかしたらアジア圏の奏者たちはスライドを緩めにするのが好きで、そのような調整で世に送り出しているのかもしれません。

実際にこのスライド周りの調整をすることで、楽器の質は格段に向上します。元から造りは良いものなので、この最後の甘さで損をしてしまうのは大変もったいないです。ここをクリアしたら、有名メーカーの楽器に匹敵するポテンシャルを引き出すことが出来ます。

特に中国に関しては同じ工場の生産ラインによってランクがつけられており、ランクの低いラインは基本的に造りの甘い楽器になりますが、ランクの高いラインはハイエンドモデルに劣らないクオリティを叩き出しています。

なによりアジア産の楽器の魅力は値段の安さにあると思います。安く、かつ品質が良い物を手に入れるために、ますます私たちの知識と見極めが大事になってくるでしょう。

今回はここまで、それではまた!

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