音楽は一生の友、いつまでも音楽と過ごすことを目指す副業トランぺッターのブログ。

【フジファブリック】自分が好きなバンドの紹介

 

こんにちは、Hikaruです。

今回はちょっと趣向を変えて、私が好きな音楽を皆さんに紹介していきます。

紹介するのは「フジファブリック」というバンドです。

トランペットや管楽器に関するブログなのにロックバンドの紹介をするのはどうなのかと思われるかもしれませんが、別のジャンルの音楽から学べることはたくさんありますし、私はフジファブリックを含めた色んなバンドから音楽のエッセンスを取り入れています。

今までフジファブリックを聞いたことが無かった方が、これを機に一曲でも良いので曲を聞いてみたり、そこから別のバンドや音楽に出会う機会になり、知見を広めるお手伝いができれば嬉しいです。

フジファブリックとは

フジファブリックはボーカル・ギターの志村正彦氏を中心に、2000年に結成されたロックバンドで、今年で20周年の節目を迎えています。

実は大学の時にバンドサークルでキーボードを担当していたのですが、この時にフジファブリックを知り大ハマリして、何度もコピーして演奏してました。

フジファブリックはギター・ギターボーカル・ベース・キーボード・ドラムのごく一般的な編成ですが、キーボードをかなり前面に押し出している印象があります。キーボードソロがある曲が多く、キーボードを演奏したい方にとっては活躍の場になるかもしれません。

現在フジファブリックは山内総一郎氏(ボーカル・ギター)、金澤ダイスケ氏(キーボード)、加藤慎一氏(ベース)の三人がメンバーとなっており、ドラムはサポートを呼んでいます。

かつてはサポートに東京事変の刄田綴色氏などが参加しており、基本的にドラムのサポートメンバーが豪華です。

フジファブリックの世界観

百聞は一見に如かず、ということでまずはこちらの曲をご紹介します。

・フジファブリック/パッションフルーツ

なんだこれは……

 

そう思われた方、正しいです。

ロックなのかポップスなのかよく分からないし、PVは謎だし、そもそも歌上手くないじゃんと思われた方、正しいです。

このジャンルの枠にはまらない音楽のつくりが、個人的にはヒットしました。

私はロックバンドを追っていたわけではないのでにわかも良いとこなのですが、フジファブリック自体は「ROCKIN’ON」という音楽雑誌から派生したロキノン系の全盛期に活躍していたバンドで、今なお躍進を続けているバンドだということは、揺るぎのない事実です。

音楽の部分で見れば、キーボードやシンセサイザーを前面に押し出したポップさの中に根暗さを合わせ持つ楽曲が目立ちます。

特に初期の頃は摩訶不思議と言ってもいいヘンテコな楽曲が多く、基本的には根暗で中二病の人間の内面が主軸にあるような気がしています。(ロックって大体そうかもしれませんが)

どこか気怠さをはらんだ覇気のない男がゆらゆらと夜道を練り歩くような雰囲気が特徴で、恐らく2000年代前半のロックバンドに見られる傾向だったのかなと思います。

私自身がキーボードを演奏していたのでそちらの目線になってしまうのですが、フジファブリックの楽曲に使われるピアノは、しっとりとクラシカルに弾くような使い方をあまりしていません。

どちらかと言えばギターのバッキングと同様の使い方をしていて、バッキングの中に旋律を持たせる使い方をしているので、弾きやすくかつ演奏効果が高いです。

オルガンも多用されており、個人的に大好きな「銀河」などはその代表格です。

・フジファブリック/銀河

志村正彦氏の存在

志村氏はフジファブリックの初期メンバーであり結成した人物でもあります。

フジファブリックの楽曲の大半は、上で紹介したパッションフルーツや銀河も含め彼が作詞・作曲しており、多くのバンドマンや演奏家から天才と評されるほどでした。

しかし歌の方は(個人的に)からっきしで、一時期は無理をし過ぎて喉の手術をしていたそうです。そのヘタウマな歌が個人的には魅力の一つだと思っています。

そんな志村氏ですが、既に故人です。29歳の時に、自宅のパソコンの前で事切れていたそうです。彼は現在元ギター・ボーカルとしてフジファブリックに名を連ねています。

志村氏が亡くなった後、他のメンバーが引き継ぎ現在に至るまでフジファブリックとして活動を続けています。

志村氏が存命だった頃とはまた違った音楽にはなっていますが、根底にあるものは今も変わらずあるのではないかと感じています。現在活動している3人のメンバーは志村氏が存命の頃から一緒に活動していたのですから、必然的に音楽観も似てくるはずです。

・フジファブリック/徒然モノクローム

志村氏の死後はフジファブリックと認めないと言う方も中にはいらっしゃると聞いたことがありますが、そこは個人の自由です。

しかし、メンバーの一人が亡くなった後もそのバンドとして活動することがどれだけ大変で、どれだけのエネルギーが必要かは計り知れません。今のフジファブリックもそれだけの強いパワーを持っているのだと思います。

まとめ

フジファブリックは音楽で私に大きな影響を与えてくれたバンドの一つです。

他にもいくつか好きなバンドやアーティストはいますが、やはりフジファブリックは別枠にあるような気がしています。

聴けばほぼ無条件に浸れる音楽って、人の一生においてそんなに存在しないのではないかと思います。そのような音楽を見つけられる人はきっと幸せなのです。

良い音楽との出会いはどこに転がっているか分かりません、私のようにトランペットなどの管楽器、吹奏楽をメインにしている人間がバンドに出会いここまではまってしまうなど、当時は思ってもみませんでした。

今回ご紹介したフジファブリックを、この記事で初めて知ったという方がもしいらっしゃれば、ぜひ一度聴いてみてください。もしかしたらあなたの音楽に新しい発見が生まれるかもしれません。

今回はここまで、それではまた!

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