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【monster】【動画あり】超個人的、バルブオイル使用感レビュー⑤

悩んでいる人

バルブオイルで音色が変わったり、吹奏感が変わるのは聞いたことがあるけれど、どんな風に変化するの?バルブオイルによってどんな違いがあるのか知りたい!

 

こんな方にオススメの記事です。

 

はじめに

こんにちは、Hikaruです。

バルブオイル比較も第五弾となりました。

今回は最近日本に入ってきて巷で話題となっている「monster」シリーズのバルブオイルとスライドオイルを紹介していきます。

新しいものは物珍しいですが、すぐに手を出して良いか不安な方も多いと思います。そんな方にとっての選択肢の一つになればうれしいです。

今回もタイトルの通り「超個人的」な感想・レビューになりますので、非常に主観的な内容になりますので、ご承知おきください。

各バルブオイルの紹介

今回の比較のための条件

使用楽器:YTR-9335CH

主管グリス:トロンバ製

マウスピース:パーク ハグストロムモデル

条件:各オイルの使用前に古いオイルを落とし、ピストン・ケーシング・各抜き差し管を洗浄。

今回紹介するバルブオイル一覧
  1. Original
  2. faster
  3. smoother
  4. Doc’s Juice
  5. Slide Oil(バルブオイルはPDQを使用)

①Original

monsterシリーズの中ではプレーンなタイプのバルブオイルです。

トランペットを含む全ての金管楽器に使用できるバルブオイルとのことなので、ピストンバルブを用いる楽器であれば大体使えそうですね。

monsterのバルブオイル全体に言えることですが、音色は明るさと太さがバランス良く共存しています。抵抗感はしっかりとしているので、吹き応えのあるタイプのバルブオイルです。

Originalはその中でも中間の粘度に位置するので、新品からヴィンテージまで幅広い楽器に使っていくことができると思います。吹き込むと圧がかかったような音になるので、ドスを利かせやすいと感じました。

②faster

Originalより抵抗は少なく息抜けもしやすいですが、これもしっかりとした抵抗感があるオイルです。

Originalよりも粘度が軽く、当然バルブワークが軽いので新品に近い楽器に使用すると効果が発揮されます。

今まで吹いてきの他のファスト・ライト系オイルに比べて、滑らかさのある上品なタイプの音色になります。代わりにギラつくような音色にはあまり近付かない印象があったので、吹奏楽やクラシックに持ち込むと意外に効果がありそうです。

ハイノート音域の抜け感は後述するDoc’s Juiceよりも個人的には良かったと感じました。

③smoother

monsterのバルブオイルの中では最も粘度があるバルブオイルです。

こちらは言うまでもなく使い込まれてピストンとケーシングにクリアランスが生まれてきたヴィンテージの楽器にオススメです。

ヘビー系のバルブオイルはかなりの抵抗感と凝縮された(時に凝縮され過ぎて詰まった音になることも……)音が特徴ですが、smootherに関してはOriginalに近い音色と吹奏感かつ凝縮され厚みのある音になるので、演奏でも扱いやすいヘビー系オイルだと感じました。

息を一気に流すと反射圧がしっかり来るので、Originalよりも更にドスの利いた迫力のある音になります。

④Doc’s Juice

fasterよりも更に抵抗感が少なく、monsterシリーズでは一番粘度が軽いバルブオイルです。

トランペット奏者のドク・セバリンセン氏が開発に携わり、本人も使用しているバルブオイルとのことで、実際に使用してみるとドクっぽい音がするなあと感じました。

fasterに比べるとエッジが利いた音になるので、こちらは完全にポップスやビッグバンドなどで使用することで真価が発揮されるバルブオイルでしょう。

宣伝文句の通りピストンワークが最も軽いので、超絶技巧の演奏の手助けになってくれるバルブオイルです。

 

⑤Slide Oil

バルブオイルではないですが、スライドオイルについても今回は試してみました。

こちらのスライドオイルはトランペットの1番管、3番管に使用し、演奏中のスライドによる音程調整を容易にしつつ気密も維持する目的ののです。

トランペットは解放時(ピストンを押さない状態)と1番、3番使用時に抵抗感のギャップが生まれやすいため、これの解消のためにスライドオイルは使用されることが主です。

今回は普段私がスライドに使用しているPDQの代わりにmonsterのスライドオイルを使用し、違いを比較しました。

1,3番管の気密が上がるため、PDQを塗っていた時に比べると明るさは鳴りを潜め、芯のあるタイプの音になります。

スライドオイルはmonsterに限らず、ケーシングに入ってきてしまった際にバルブオイルと混ざってしまいゴミなどが溜まりやすくなる可能性があるので、使用する際にはそれなりの頻度でピストンとケーシングの掃除をしてあげた方が良いでしょう。

まとめ

今回は金管楽器界に颯爽と登場した『monster』シリーズのバルブオイルとスライドオイルについて紹介しました。

monsterシリーズの登場は、世界にはまだまだ多くのメンテナンス用品があり、音色や吹奏感の選択肢が更に増えたのはとても嬉しい出来事でした。

特にこのmonsterシリーズにはプロのプレイヤーもこぞって使用・紹介しており、楽器の音色や吹奏感がマウスピースや楽器本体だけでなくこのようなメンテナンス用品によっても大きく変化することを広く認知させるきっかけになったように感じています。

今後もmonsterに限らずどんどん新しい製品が日本に入ってくることで、プレイヤーたちに無限の可能性を与え、音楽業界を賑わせてくれることを期待しています。

今回はここまで、それではまた!

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